フウラン(風蘭)と苔とシダ

風蘭(フウラン)の花

風蘭(フウラン)の白い花

フウラン(風蘭)の花が

いつのまにか咲いていました。

 

真っ白でちょっといい香りがします。

 

近くの園芸店で鉢植えを買ってから

三年目にして初めてです。

 

これまで一度も植え替えもせず

水だけあげていただけなので

一週間ほど前に白い花を見つけたときは

まったく予想外で、ちょっと驚きました。

 

いまさらですが、夏に花が咲くのですね。

 

枯れた蒴と蒴柄

苔の枯れた蒴と蒴柄

このフウランの鉢植えは

どちらかというと

苔(コケ)の様子

特に蒴(さく)と蒴柄(さくへい)を

観察するのが愉しみな鉢です。

 

その苔、たぶんミズゴケは

フウランの根元や根の間に

びっしりと苔むしているような

かんじになってきました。

 

蒴柄と蒴は

今年もたくさんでてきましたが

今はすっかり

枯れてしまいましたね。

 

この写真を見て気がついたのですが

フウランの枯れた葉が何枚か

これは取り除かないとだめですね。

 

フウランとプテリス

フウラン(風蘭)とプテリス

この鉢の苔はいつのまにか

かってに生えてきたものですが

なんとシダも生えてきました。

 

近くに置いてあるシダの鉢植えの

プテリスのようですね。

 

苔のなかからシダが生えてくるとは

やっぱり苔とシダは相性が良さそうです。

 

 

今日もまた猛暑です。

今夜はあちこちで花火があがりました。

夏、真っ盛りです。

 

苔(コケ)の蒴(さく)が花のよう

苔(コケ)の蒴(さく)

苔(コケ)の蒴(さく)

清明の初候(第十三候)は

「玄鳥至(つばめ きたる)」

燕(玄鳥)が南から飛来する頃です。

 

苔(コケ)の蒴柄(さくへい)が伸びて

蒴(さく)がたくさん膨らんでいます。

 

まっすぐに上に伸びた

葉のない茎のようなものが蒴柄で

蒴柄の先端の丸みのある膨らみが

コケの胞子のうである蒴です。

 

二月上旬に紹介(スナゴケ(砂苔))したときは

蒴柄(さくへい)が伸びはじめた頃で

蒴はまだほとんど膨らんでいませんでしたが

今はたくさん伸びた蒴柄の先に

膨らんだ蒴がたくさんついています。

 

前回は自信がないものの

その形からスナゴケと判断したのですが

どうもスナゴケではなくミズゴケかもしれません。

 

スナゴケはギボウシゴケ科のコケ植物で

日当たりの良い湿った場所でよく育ち

黄緑色の群落をつくる剛健な苔です。

 

一方のミズゴケは世界で150種

日本でも35種以上が分布している

もっとも繁栄しているコケ植物です。

 

ミズゴケは湿地や

水のしたたるような岩場に

群落をつくります。

 

鉢の置き場所は半日陰で

過湿ぎみな状態なので

湿地に近い環境かもしれません。

 

それともともとフウランの鉢の

植え込み材料が

乾燥したミズゴケなので

ミズゴケの胞子から新芽が

育ったのかもしれません。

 

スナゴケでもミズゴケでも

瑞々しい苔の葉や

たくさんの蒴はいいものです。

 

コケ植物には所謂花はありませんが

この蒴を花に見立てたのが

「苔の花」(夏の季語)です。

 

「水打てば沈むが如し 苔の花(高浜虚子)」

 

苔(コケ)の蒴には

花の華やかさはありませんが

瑞々しくしっとりとした美しさがあり

まさに苔の花のようです。