モミジとカエデ

モミジ(もみじ)とは

「モミジ」とカタカナで書いたときは

植物の種類としてのモミジを意味し

「もみじ」とひらがなで書いたときには

風景としての紅葉(こうよう)や紅葉した葉

あるいは

紅葉する樹木の代表としてのモミジを

あらわしているように思います。

 

「紅葉(もみじ)」という文部省唱歌

一番の「秋の夕日に照る山紅葉」ですが

この「もみじ」は山の樹木が紅葉している

という風景としての紅葉でしょう。

(ヤマモミジのことではありませんね)

 

あとの歌詞で紅葉を代表する植物として

楓(カエデ)や蔦(ツタ)が歌われます。

 

二番の「渓の流に散り浮く紅葉」

この「もみじ」は赤や黄色に色づいた葉

つまり紅葉したカエデの葉のことですね。

 

ちなみに七十二候の五十四番目は

【紅葉蔦黄・楓蔦黄】(もみじつたきばむ)

意味は文字通り「楓や蔦が黄葉する」ですが

楓(カエデ)と書いてもみじと読みます。

 

モミジという樹木としては

イロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジ

があり、すべてカエデの仲間です。

 

秋の紅葉が美しく

季節の変化にも富むモミジは

日本庭園や家庭の庭木として

古くから親しまれてきました。

 

園芸、特に盆栽では

ヤマモミジなど

葉の切れ込みが深い種をモミジ

トウカエデなど

葉の切れ込みが浅いものをカエデ

として区別しています。

 

都会のベランダでは洋風の鉢を使って

モミジと山野草との寄せ植えなど

鉢植えで愉しむことも増えてきたようです。

 

 

カエデとは

カエデの仲間は世界に約160種あり

日本には27種が自生しているそうです。

 

イロハモミジ(別名イロハカエデ)、

オオモミジ、ヤマモミジは

日本のほとんどの地域に分布しており

日本のカエデを代表しています。

 

また、秋の紅葉が美しく

もみじとはカエデのことといえるほど

紅葉する樹木の代表でもあります。

 

これらのカエデの葉は

切れ込みが深く

掌状に五から九裂しています。

 

世界的にカエデの葉は

切れ込みの浅い大型の葉が主流で

切れ込みの深い小さな葉は

日本のカエデ独特の形で

海外でも人気があるそうです。

 

 

モミジの四季

モミジはもちろん紅葉が美しいのですが

四季をつうじて愉しむことができます。

 

春の新芽と新鞘、春紅葉(はるもみじ)

春の花と実

初夏の新緑

夏の緑

秋の紅葉や黄葉

落葉そして冬の幹や枝

 

モミジは季節の移り変わりとともに

一年をとおして愉しむことができます。

 

モミジ実生苗の育て方

モミジ鉢植えの作り方

モミジ鉢植えの育て方

 

参考書籍:
カエデ、モミジ (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)