街道をゆく20・羊歯の大木

『街道をゆく20』は中国の蜀と雲南です。

 

蜀は現在の四川省成都付近の古称。

『三国志』の劉備玄徳が諸葛孔明の

天下三分ノ計により蜀漢を建国した地。

 

雲南とは雲嶺(四川省との境の山地)の南

という意味だともいわれますが

司馬さんは

「おそらく、雲におおわれた蜀(四川省)の

南にあるからであろう。」

と書いています。

 

前回に続いて中国なので

やはり苔(コケ)は登場しません。

 

羊歯(シダ)が一か所だけですが

記述がありました。

 

「中国・蜀のみち 竹の園」より

「あれは木なのか、草なのか。

古生物時代に、

羊歯が大木のように大きかったように、

その名残りとして

竹があるのではないか。」

 

苔好きな司馬さんは竹も好きなようです。

竹についての詩文や随筆を読むことや

筍を食べるのも好きだと書いてますね。

 

シダの大木ですが今でもあります。

 

木生シダ(もくせいシダ)という

樹木状になるシダ植物で

大きいものでは20m以上にも達し

外見はヤシやソテツのような姿ですね。

 

シダは小さくてしだるのがいいです。

 

 

今日はようやく晴れ

空気も乾燥してさわやかです。

もうすぐ七月。

 

『街道をゆく』司馬遼太郎
20・中国・蜀と雲南のみち

室内で細長く伸びた苔とシダ

プテリスと長く伸びた苔

プテリス(シダ)と長く伸びた苔

室内の簡易テラリウムで

育てているシダと苔(コケ)の

根洗い風のガラス鉢植えです。

 

今年(2016年)1月に投稿した

冬でも瑞々しい苔とシダ

から5カ月ほど経過した今も

元気に生長を続けています。

 

苔は以前よりもだいぶ伸びて

細長くふわふわした感じになりました。

 

シダ植物の仲間のプテリスも

茎が長く伸びたようです。

 

置き場所は

北西向きの部屋の明るい窓際。

レースのカーテンで

西日が直接あたらないようにして

透明なプラスチックのケースの中に

ずっと入れてあります。

 

水やりは二カ月半に一度だけ。

水やりの時以外は

風にあてることもありません。

 

特別な世話は何もすることなく

毎朝様子を眺めています。

 

この苔はこの先

いったいどこまで伸びるのか。

 

苔とシダのテラリウムなら

手間がかからずに愉しめますよ。

 

 

もうすぐ夏至です。

今年は雨が少ないようですが

蒸し暑い日は続きます。

 

イロハモミジ発芽から三カ月

イロハモミジ発芽から3カ月後

イロハモミジ発芽から3カ月後の6月

今年(2016年)三月に

種から発芽した

イロハモミジは

順調に生長しています。

 

三月上旬に芽が出始め

四月の上旬には

双葉の後から

切れ込みのあるモミジらしい

新葉にかわりはじめました。

 

その頃に投稿(2016年4月9日)した

双葉からモミジらしい新葉へ

の写真を見るとまだ葉が少ないですね。

 

上の写真は今日撮影した

モミジの鉢植えの様子です。

 

完全なモミジの葉がたくさん

双葉はもうありません。

 

葉がだいぶ混んできたので

そろそろ一本から数本にわけて

植え替えたほうがよいのでしょうが。

 

でもこのタイミングでよいのかどうか

植え替えの適期までまつべきか。

 

この時期の育て方については

園芸本にも記載がほとんどないですね。

 

 

関東は先週の日曜に梅雨入り

暦の上でも入梅をすぎました。

晴れていても蒸し暑いですね。

 

街道をゆく19・中国で苔は

『街道をゆく19』は中国の江南です。

 

江南は長江の南にある江蘇省蘇州や

浙江省杭州あたりのことのようです。

 

苔(コケ)や蘚苔類という言葉が

登場します。

 

まずは蘚苔類から。

 

「瓦流草」より

「言葉も美しく、さらには、

蘚苔類ほどに

よわよわしくささやかでもある」

 

蘇州の古い民家の瓦屋根に生えて

黄色い花をつける短草が瓦流草。

 

魯迅の作品『故郷』には

没落の象徴として書かれているそうです。

 

そして苔です。

 

「中国の庭園では、

日本の枯山水の庭とはちがい、

太湖石その他の庭園石に

がつくことをきらい、

たえず注意して磨いている

とされている。」

 

さらにもうひとつ苔。

 

「揸というけもの」より

「伝統的中国人が、

庭石や墓石の

積極的にこそげおとすという」

 

ちなみに「揸」は「チヤー」

とるびがふられています。

魯迅の『故郷』に登場する

想像上の動物で

この文字じだいが魯迅の私製

なのだそうです。

 

この文字は本当は「けものへん」です。

該当する文字がないので似ている

「てへん」のこの文字を使いました。

 

中国で苔は

どうやら嫌われもので

取り除かれるべき存在のようですね。

 

 

今日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)。

雨のち曇りのち晴れ。

今年の梅雨入りは早いのか遅いのか。

 

『街道をゆく』司馬遼太郎
19・中国・江南のみち