室内で育つ山苔(ヤマゴケ)

生長した山苔

生長した山苔(ホソバオキナゴケ)

k20160529b

山苔(ヤマゴケ)は

室内のテラリウムの中で

順調に生長しています。

 

きれいな黄緑色で

苔の新芽というか新葉も

どんどん伸びていますね。

 

写真でもわかると思いますが

山苔の葉先がガラス面に

くっついてきました。

 

2013年6月に作ったときは

ガラス面との間にだいぶ

間隔があいていたのですが

この3年ほどでだいぶ生長しましたね。

 

山苔はベランダで育てるのは難しいですが

室内のテラリウムなら手間いらずですよ。

 

そろそろ

もうひとまわり大きなガラス容器に

植え替えというか入れ替える予定です。

 

山苔(ホソバオキナゴケ)が

この先どこまで生長するのか愉しみです。

 

 

毎年五月は苔玉が人気ですね。

来週はもう六月。

雨に濡れた苔が美しい頃です。

 

ベランダで育つトキワシノブ

トキワシノブの鉢植え

トキワシノブの鉢植え

トキワシノブは丈夫ですね。

 

ベランダに置いて育てていますが

元気に生長しています。

 

今から三年半ほど前の

2012年9月24日投稿の写真と

比べても状態はいいようです。

 

ベランダの半日陰になる場所に置いて

水やりをしているだけです。

肥料はやっていません。

 

最初は山苔(ヤマゴケ)を植えて

白い化粧砂(寒水砂)を敷いて

苔盆景風に仕立てたのですが。

 

山苔はベランダの過酷な環境で

とっくに変色してしまい取り除きました

 

山苔はベランダで育てるのは

ちょっと無理のようですね。

 

白い化粧砂も汚れてしまい

すべて取り除きました。

 

トキワシノブのシンプルな鉢植えなら

手間がかからず愉しめますね。

 

今度はトキワシノブを鉢から出して

根洗いにしてみるつもりです。

 

 

小満(しょうまん)を過ぎました。

万物ほぼ満足する頃です。

今日は爽やかな一日でした。

 

街道をゆく18・木洩れ日と苔

『街道をゆく18』の続きです。

 

前回(2016年4月24日投稿)の

街道をゆく18・苔を見たい

で予告したとおり

今回は「木洩れ日」での

苔(コケ)の描写を紹介します。

 

冒頭から苔の登場です。

 

「前夜が雨だったせいか、

が濡れており、(中略)

靴底をすべらせて尻餅をついた。

(中略)

尻餅はの上でつくために

痛くはなかった」

 

司馬さんが十数年前に

平泉寺を訪れ広い林間を歩いたときの

記憶にある苔の描写から始まります。

 

司馬さんらが越前を旅したのは

昭和55年(1980年)の秋10月のはじめ

と書かれていますので

1960年代後半の想い出ですね。

 

ちなみに『街道をゆく18』は

『週刊朝日』に1980年の12月から

1981年の6月に掲載されました。

 

そしてこの旅(1980年)での

平泉寺の庭の描写に移ります。

 

「庭に入ると、一面のである。」

 

もとの玄成院の枯山水の庭園で

作庭者は細川高国(室町後期の武将)

と伝えられています。

 

「しかし、作庭された当初、

設計者はの庭にしようなどとは

思わなかったろう。

ただこの平泉寺境域の自然条件が、

ながい歳月のなかで、

庭を一面のでうずめてしまった

ものであるらしい。」

 

京都の苔寺とよばれる西芳寺も

作庭された当初は苔がなかった

そうですから同じですね。

 

”「こんな、見たことがありません」

「このの色は、

日本画でいう白緑ですね」”

 

司馬さんの旅にいつも同行して

本の扉絵や挿絵を描いている

須田剋太画伯のつぶやきです。

 

白緑(びゃくろく)というのは

白みを帯びた淡い緑色のこと

のようですね。

 

そして苔の種類についての

記述が続きます。

 

「画伯が指先でふれている苔は、

杉苔(スギゴケ)でもなかった。」

 

この境内の苔は主に

ヒノキゴケ、ヒメオキナゴケ、スギゴケ

だと書かれていますが

目の前の苔がどの種類なのかは

司馬さんも須田画伯も

わからなかったようですね。

無理もありませんが。

 

さらに苔が育つ環境についての

記述へと続きます。

 

「すぐれたが育つのに、

この境域は絶好の条件が

そなわっているのにちがいなかった。」

 

まず木洩れ日がさすということ

過度に湿気がこもらないこと

そして

「冬季の深い積雪が、

の地を温かく

ほぐしつづけていることも、

その生育にいいのにちがいない。」

と書いています。

 

木洩れ日がさすような半日陰であることや

適度に湿度が保たれていることは

よくいわれていることですが

積雪が地面をほぐしているという

ポイントは初めてききましたね。

司馬さんはどこで調べたのでしょう?

 

続いては

庭のはしの斜面に登り

庭を見おろしてみた景色です。

 

 

に落ちてまだらに光の環(たま)を

点在させている木洩れ日の感じが、

なんともいえずよかった。」

 

さらに石段から出ている枝道を

下った底の窪地も

「林と木洩れ日とで構成されていた。」

 

木洩れ日と苔

いい風景ですね。

 

今回は苔の記述が多すぎて!

というよりほぼすべてが苔の

描写や苔の話になっているので

すべてを紹介しきれていません。

 

司馬遼太郎や『街道をゆく』には

まったく興味のないかたでも

この「18・越前の諸道」は

苔のエッセイとしても

楽しく読めると思いますよ。

一読をおすすめします。

 

『街道をゆく』司馬遼太郎
18・越前の諸道
街道をゆく 18 越前の諸道 (朝日文庫)

山苔が回復途上のシダの苔玉

シダと山苔の苔玉

シダと山苔(回復途上)の苔玉

シダと山苔の苔玉です。

 

一年前(2015年)に撮影した

ヘッダー写真の真ん中に

写っている苔玉の

今の様子なのですが

状態が悪いのですよ。

 

まず苔(コケ)ですが

山苔(ヤマゴケ)といわれる

ホソバオキナゴケです。

 

ガラス鉢の中の苔玉の

上の方が茶色っぽく見えるのが

変色してしまった部分です。

 

それでもシダの根元から

下の方に広がるうすい黄緑の葉は

最近伸びてきた新葉なんですよ。

 

ここにきてようやく回復してきました。

 

これから梅雨にかけて

なんとか以前のようにきれいな緑に

回復してくれることを祈るのみです。

 

そもそも

どうして変色したのかというと

ヘッダー写真を撮影した後のことです。

 

夏になって気温が上がっても

しばらくの間は山苔の状態が良く

明るい日陰に置いてあることもあり

大丈夫かもと。油断ました。

 

そのまま真夏になっても

ベランダに置いたままにしたため

強烈な暑さによる蒸れで

変色してしまったのでした。

 

山苔は特に蒸れに弱いので

やはり真夏の高温は無理ですね。

 

その後

北側の室内の窓際に移して

回復を待っていましたが

最近になってようやく

新葉が伸びてきました。

 

山苔は室内だけでも育てられるので

一年中室内のテラリウムで育てるのが

蒸れる心配が少なく良いかもしれません。

もちろん直射日光はあてないように。

 

 

一方シダ(羊歯)のほうは

プテリス・フォーリーです。

 

2年前(2014年6月11日)に投稿した

苔玉は苔も植え込み植物も

にもシダの葉の茂りが悪いことを

書いたのですが今もあいかわらずです。

 

新芽が出ては葉先から枯れていく

の繰り返しです。

 

もっとも苔に害があるため

肥料などは一切与えていませんので

しかたがないのかもしれませんんね。

 

シダの葉も

日当たりのほうに伸びていくので

日があたる向きをうまく調整すれば

たとえ葉の茂りは悪くても

涼しげにしだれるような形には

できるかもしれません。

 

 

立夏を過ぎて暦の上では夏です。

実際の気温も25度を超え

夏日となりました。

今年も暑くなりそうですね。

 

モミジの苔玉のハイゴケは

ヤマモミジの苔玉

ヤマモミジの苔玉(ハイゴケ)

ヤマモミジの苔玉(こけだま)です。

 

ちょうど一年前に撮影した

このブログのヘッダー写真の右に

写っている苔玉の今の様子です。

 

ヤマモミジは1年経過しても

ほとんど変わりなく元気ですね。

もちろん剪定はしていますよ。

 

問題は苔(コケ)、ハイゴケです。

冬の間にだいぶ傷んでしまいました。

 

樹木は屋外で育てる必要があるので

ベランダに置いて育てていますが

冬の乾燥した空っ風のあたる環境では

ハイゴケはどうしても傷んでしまいますね。

 

これからの快適な季節には

ハイゴケもいくらか回復するでしょうが

全体が瑞々しい緑の苔玉には

たぶん戻らないでしょうね。

 

苔が少し傷んでいたり

雑草の芽が伸びていたりするのも

自然な感じでそれなりに趣があるので

このまま育てるのもいいかもしれません。

 

それとも

過ごしやすい今ごろの時季に

新しいハイゴケで仕立て直すのも

苔玉の愉しみなのかもしれませんね。

 

五月と六月は苔玉をプレゼントしたり

贈られたりする人も多いでしょうが

花に愉しめる時季があるように

苔にも美しい時季があります。

 

これからベランダで育てるのであれば

まずは真夏になる前までは

きれいな苔玉をたのしめるでしょう。

 

高温で苔が蒸れないように

なんとか夏をうまくのりきれば

秋の生長も愉しめます。

 

ここまで苔を育てられれば

一応よしとすべきかもしれません。

 

苔玉や苔をベランダで育てて

冬を越すのは難しいですね。

 

 

今日は夏も近づく八十八夜。

新緑の季節がはじまりました。

明日も園芸日和のようです。