『街道をゆく14』銭苔

『街道をゆく14』は南伊予・西土佐の道。

 

銭苔(ゼニゴケ)が登場します。

 

「敬作の露地」より

”「二宮敬作之墓」という

宇和町教育委員会の白い標識が出ていて、

その横に銭苔(ぜにごけ)のあとが

まだらにこびりついている墓碑があった。”

 

二宮敬作(にのみや けいさく)は

江戸時代末期の代表的な洋学者です。

シーボルトの門弟でシーボルト事件の後

宇和郡卯之町で町医者となり

シーボルトの娘イネを養育しました。

 

ゼニゴケ(銭苔)は苔類(たいるい)に

属するコケ植物です。

日本庭園や園芸で使われる苔は

ほとんどが蘚類(せんるい)のコケです。

 

苔類のゼニゴケはその見栄えの悪さから

嫌われて駆除されることが多いのですが

これがなかなかしぶとくて除去しにくい

という特徴もあるコケ植物です。

 

苔(コケ)も登場します。

 

「お道を」より

「山からころがり落ちたトラック大の巨石が

無数に渓流のなかでむしており、

まわりの山壁のために

箱の底に入ったような観がある。」

 

司馬さんは

明治七年、佐賀の乱に敗れた江藤新平が

宇和島から土佐へ出るべく通ったはずの道を

たどってみました。

目黒川をさかのぼって二キロゆき

谷底に出たときの描写です。

 

ちなみに

「お道を、とは南伊予のことばで、

一路平安を祈る、という意味である。」

と司馬さんは書いていますが

「おみちように」(道中気をつけて)が

「おみちを」と聞こえたのかも。

 

『街道をゆく14』司馬遼太郎
南伊予・西土佐の道

ハゼは紅葉し、モミジはまだ

ハゼノキの紅葉

ハゼノキの紅葉とモミジ

ベランダのハゼノキが

紅葉しています。

 

今年(2015年)は昨年に比べて

一週間ほど早く色づきました。

 

ほとんどほったらかしで

気をつけてお世話をしなくても

ハゼノキは毎年紅葉してくれます。

 

となりに写っているモミジの葉は

まだ紅葉していません。

 

近くの公園のモミジ(カエデ)なども

まだまったく紅葉していません。

 

一般的には最低気温が

8℃を下回ってしばらくしてからが

紅葉の見頃となります。

 

ここ千葉県北西部では

最低気温はまだ10℃以上あるので

紅葉はまだまだ先になりますね。

 

なぜだかベランダのハゼノキだけ

紅葉が早かったようです。

 

ベランダのモミジのほうは

気をつけてお世話しているつもりでも

うまく紅葉するかどうかわかりません。

 

さて今年はどうなるか。

愉しみです。

 

 

昨日は霜降(そうこう)でした。

朝晩はだいぶ寒さを感じます。

来週はもう霜月、十一月ですね。

 

プランターの残念なハイゴケ

プランターのハイゴケ

プランターのハイゴケ

ベランダに置いたプランターに

ハイゴケ(這苔)を植え付けて

高温多湿の夏を乗り越えることが

できないものか試してみました。

 

今回の試みの結果は

写真を見てのとおり

プランターの中のハイゴケは

とても残念な状態です。

 

今年(2015年)3月28日投稿の

ハイゴケは冬を越えましたが

の写真はそれほど良い状態の

ハイゴケではないのですが

それでも比べてみると

違う種類かと思うほどの差です。

 

ハイゴケの厚みが増しているので

かろうじて生長している所もあるのですが

ハイゴケの色がきれいな緑になりません。

茶色に変色してしまっている部分や

完全に駄目になっている所も多いです。

 

それと野草の芽が次々に出てきて

抜いても抜いてもきりがありません。

 

やはりハイゴケを育てるなら

蓋のある半透明のプラスチックケースで

強い風があたるのを防いだり

湿度を調節したりしないと

良い状態では生長しないようですね。

 

ただし冬場はこれでいいのですが

問題は高温多湿の夏をどうするか。

来年の夏に

また別の方法を試してみます。

 

フウチソウ(風知草)に花が

フウチソウの花

フウチソウ(風知草)の花

f-20151010b

フウチソウ(風知草)に

小さな紫の花が咲きました。

 

フウチソウは日本原産の多年草で

夏から秋にかけて花を咲かせます。

 

風になびく細い葉の姿が魅力で

花にはあまり観賞価値が無い

とされているフウチソウですが

つつましやかな花が葉とともに

風になびく姿には風情がありますね。

 

イネ科の植物なので

花の先端に芒(のぎ)があります。

(下の写真)紫の花の先端にある

とげ状の突起が芒ですね。

 

フウチソウは山野草として

鉢植えで愉しむことが多いですが

苔玉(こけだま)や根洗いにすれば

またいちだんと風情があります。

 

ちなみにフウチソウには

ウラハグサ(裏葉草)の別名もあります。

葉の付け根あたりで表と裏が入れかわって

表に見えているのは葉の裏側なんですね。

 

フウチソウの葉は

これから冬に向かって枯れてしまいますが

また春になれば新芽を出してくれます。

 

 

十月八日寒露をすぎて

朝晩は空気が冷たくなりましたが

このあたりの紅葉はまださきです。

 

回復中の這苔とシダの苔玉

ハイゴケとプテリスの苔玉

ハイゴケとプテリスの苔玉

20151003b

ハイゴケ(這苔)とシダ植物の

プテリス・アルボリネアータの

苔玉(こけだま)です。

 

夏の間に弱ったハイゴケは

ようやく涼しくなってきた今頃

徐々に回復してきました。

 

まだまだ苔玉の全体が

美しい黄緑という状態には

なっていないのですが

新しい葉が伸びていますね。

 

苔玉に植え込んだプテリスのほうは

とても元気がいいですね。

茎葉をどんどん伸ばしていて

ちょっと葉が茂り過ぎなほどです。

 

プテリスだけを観葉植物として楽しむなら

葉がたくさん茂っているのがよいのですが

苔玉に植え込んだときには

葉が少なめのほうがバランスが良い

というか趣があるように感じます。

 

もう少しハイゴケが回復して

苔玉の全体がきれいな黄緑になったら

伸びたハイゴケとプテリスを整理して

仕立て直しする予定です。

 

ハイゴケは丈夫な苔なのですが

一年を通じて美しい黄緑色に保つのは

なかなか難しいですね。

精進あるのみです。

 

 

十月になったというのに

昨日今日と真夏の暑さに逆戻り

身体にこたえますね。

ご自愛ください。