モミジの小さくて赤い花

モミジの花

モミジの花

20150425b

モミジ(カエデ)は

秋の紅葉が美しく

素晴らしいのはもちろん

初夏の新緑も爽やかです。

 

盆栽や鉢植えで

モミジを育てているのなら

春の新芽が伸びる頃は

楽しい季節ですよね。

 

新芽が伸び新葉が広がって

新緑の季節になる前に

見過ごしてしまいがちなのが

モミジの花ではないでしょうか。

 

モミジは小さな赤い花を咲かせます。

 

写真は近くの公園に植えられている

たぶんイロハモミジだと思いますが

モミジの花と実もついていますね。

 

先日4月25日に撮影したものですが

今日4月29日見たら

もう花は終わっていました。

 

古くから親しまれてきたモミジは

どこにでもある樹木なのに

盆栽や鉢植え、もちろん庭植えでも

身近に置いて愉しみたい樹木ですね。

 

もうすぐ五月、皐月(さつき)です。

風薫る新緑の季節になりました。

 

苔盆景はケト土で形を作る

ミニ盆栽とタイトルにある園芸の本が

今年(2015年)の二月に

発行されていました。

 

『BONSAI 感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽』

 

この本の著者はおなじみの盆栽家

山田香織(やまだかおり)さんです。

江戸時代から続く盆栽清香園の五代目。

 

テレビ、ラジオ、雑誌などのメディアに

たびたび登場する山田香織さんは

NHK「趣味の園芸」のキャスターを

務めていたこともありますよね。

 

「All About(オールアバウト)」という

ネット上の生活総合情報サイトでも

盆栽のガイドとして盆栽関連情報を

わかりやすく紹介しています。

 

その中には「苔盆栽の作り方」

という記事もあります。

 

山苔(ホソバオキナゴケ)と

富士砂や寒水砂などの化粧砂と

正方形と長方形の黒い鉢で作る

小さな枯山水風の苔盆栽の

作り方が解説されています。

 

盆栽清香園のサイトでは

おしゃれで人気のミニ盆栽と苔玉の作り方

というページで苔玉(こけだま)の

簡単な作り方が紹介されています。

 

園芸本のタイトルには

ミニ盆栽とありますが

表紙の写真は苔玉(こけだま)です!

 

盆栽の作り方と育て方は

もちろん載っていますが

それに続いて

「苔の張り方&つくり方」が

解説されています。

 

まず「苔の管理と張り方」では

盆栽を演出するために苔を張る

枯れた苔は取り除いて

新しい苔を張りなおす

と明快です。

 

次に苔玉の作り方では

ミズゴケとハイゴケを使った

苔玉の作り方が紹介されています。

苔玉ではケト土は使いません。

 

盆栽清香園のサイトにある

苔玉の作り方の内容を

写真付きでわかりやすく

解説したもののようですね。

 

最後は苔盆景の作り方です。

苔盆景では植えこみ用に

ケト土2と赤玉土1を

混ぜ合わせて用土を作ります。

 

どうして苔玉では使わないケト土を

苔盆景の用土では使うのでしょうか?

 

ケト土は園芸用の粘土

そう考えればいいのかもしれません。

 

苔玉は丸くするだけですが

苔盆景は土を盛り上げたり

微妙な起伏をつけたりして

好みの風景を作り上げます。

 

形を作るのには粘土状の用土が

都合よいということです。

 

苔盆景については

木村日出資さんの『苔盆景入門』に

すばらしい作品が紹介されています。

 

BONSAI 感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽
2015年2月発行
著者 山田 香織

ヤマモミジと出猩々の新葉

ヤマモミジと出猩々

ヤマモミジと出猩々

ヤマモミジとギンゴケ

ヤマモミジとギンゴケ

ヤマモミジ(山もみじ)のミニ盆栽と

出猩々(デショウジョウ)のミニ盆栽の

今日の様子です。

 

写真のように

他のモミジも新葉が広がりました。

 

ヤマモミジの新葉は

まだ広がったばかりで

少し赤みがかった緑です。

 

これから綺麗な黄緑色に

かわっていきます。

 

出猩々は春もみじなので

すでに赤く紅葉しています。

 

鮮やかな赤の新芽が

赤いまま新葉になり

そして徐々に緑になっていきます。

 

ヤマモミジのミニ盆栽の鉢土には

まばらにギンゴケが生えてきました。

 

冬の間は乾燥のため

苔がなくなったように見えましたが

春になって湿度が上がってくると

また生えてきて増えていきます。

 

まだまだすき間があいていますが

これからどんどん生長していき

夏ごろまでには綺麗な緑が

土の表面を覆ってくれるでしょう。

 

ところで

あの植物男子がまた始まりましたね。

植物男子ベランダー シーズン2

またなんとなく見てしまいました。

 

第1話は「帰ってきた俺」。

桜の花は下向き!に咲くのですね。

 

「愛しの草冠」は蕨(わらび)でした。

 

蕨は1000年以上前から

人々に愛され万葉集や源氏物語に

早蕨(さわらび)が登場します。

 

蕨はシダ植物です。

 

蕨はまだ葉の開いていない

若芽の早蕨を食べるので

シダのイメージがないかもしれませんが

葉が開くとシダ植物そのものですね。

 

 

なんだか今年の春は

雨が多いような気がしますが

今日は晴れて暖かです。

 

下向きに咲く桜は散りましたが

躑躅(ツツジ)の蕾がだいぶ膨らみ

ちらほらと咲き始めました。

こちらは上向きに咲くようです。

 

来週は穀雨(こくう)

春雨が大地を潤し

植物の生長を助ける頃です。

もう新緑の季節ですね。

 

『街道をゆく6』沖縄の苔

『街道をゆく6』は沖縄・先島への道。

苔(コケ)の記述が二か所あります。

 

ひとつめは

「那覇・糸満 沖縄について」より

 

司馬さんは

戦前の首里の旧王城が

いかに美しかったかについては

まったく知らないという。

 

司馬さんが読んだり聞いたりした

材料をよりどころとして

想像のなかで復元しようとした

首里の街の中に苔が登場します。

 

「私の想像の中の首里は、

石垣と石畳の町で、それを、

一つの樹で森のような

茂みをなす巨樹のむれが、

空からおおっている。

どの屋敷(御殿・殿内)も、

屋内まで石畳でかためている。

赤い瓦を

白い漆喰でとめた屋根の美しさは、

森と、苔むした石垣や石畳を

配しなければ生きて来ないものだが、

そういう大小の屋根のむれは、

木の下の坂道をのぼってゆくにつれて、

あちこちに見られる。」

 

石垣や石畳はやはり苔むしてこそ

趣がありますよね。

 

石畳の石と石の間に

苔が生えていたのであれば

それは自然に苔むしたのか

植えられて手入れされていたものなのか

植えられたのだとしたらどんな苔なのか

司馬さんが想像した石垣や石畳を

ちょっと見てみたい気がします。

 

ふたつめは

「石垣・竹富島 竹富島へ」から

 

首里王朝の役人だった

石垣島の石垣家屋敷の庭。

 

その庭は

枯山水(かれさんすい)だという。

 

司馬さんの解説によると

「枯山水というのは

池もなく遣水(やりみず)もなしに

石組(いわぐみ)だけで

山水を表現する作庭形式だが、

滋賀県の園城寺金堂

の庭園などを見ると、

平安期からこの思想はあったらしい。

しかし

完成したのはよく知られているように

室町期からで、

この様式が江戸期に

八重山諸島にまで及んでいた」

 

そして

石垣家の枯山水については

「材料がちがうために、

全体としての趣は、

本土の枯山水とちがっている。

石は主としてサンゴ礁の石だし、

土地柄、苔(こけ)がつきにくく、

また使われている樹木も

陽気な亜熱帯種のものが多い。」

 

沖縄にはコケ植物、地衣類ともに

たくさん生息しているはずですが

「土地柄、苔がつきにくく」とは

いったいどういう意味なのでしょう?

 

庭石としてサンゴ礁を使っているので

コケ植物や地衣類が生育しにくい

ということかもしれませんが

よくかわりません。

 

 

今週は寒い日が続いて

みぞれが降った日もありました。

来週は暖かくなりそうです。

 

『街道をゆく6』司馬遼太郎

苔の鉢に植えて作るミニ盆栽

盆栽は

十年、二十年と長く育てるもので

名品といわれる盆栽では

樹齢が百年以上になるものも

けして珍しくないようです。

 

本格的な盆栽では

育て始めて十年に満たないものは

まだ盆栽に仕立てている途中で

観賞するにはまだ早い!

ということなのでしょね。

 

小品盆栽といわれる小さな盆栽や

草ものと呼ばれる草花の盆栽でも

数年以上は育てるのが普通です。

 

しかしながら、それでは

これから盆栽を始めてみたいなと

思っている人にとっては

ちょっと気軽に始められるものでは

ありませんよね。

 

本格的な盆栽でなくてもいいんです。

でも和風、盆栽風の緑を楽しみたい。

 

そんな人におすすめなのが

小品盆栽よりもっと小さなミニ盆栽。

 

簡単に楽しく作ることが出来て

作ったその日から愉しめる。

 

そして長く育てることで

やがて本格的!な盆栽の趣にも。

 

ミニ盆栽なら気軽に愉しめますよ。

 

小さな和風の鉢に

好みの植物を植え付けて

苔をはればミニ盆栽の出来上がり。

これで十分に盆栽風を愉しめます。

 

ミニ盆栽の入門用園芸解説書は

いろいろと出版されていますが

『つくってみたい!かわいいミニ盆栽』

には苔鉢を使った草ものミニ盆栽の

作り方のアイディアが載っていました。

 

苔だけを植え付けて育てた小鉢に

後から植物を植え付けるという方法が

「MEMO 苔の鉢はお役立ちの舞台」

というトピックで紹介されています。

 

この方法であれば

苔が自然に生長したところに

植物を植え付けるので

長く育てたような趣がありますね。

 

苔だけを植え付けた鉢は

苔鉢または苔盆栽といって

これはこれで愛好者が多いです。

 

苔盆栽も簡単に作ることができて

作ったその日から愉しめて

年月を経れば趣が深まります。

 

苔盆栽は一番シンプルなニミ盆栽

といえるかもしれませんね。

 

ミニ盆栽と苔だけの苔盆栽

ひとつ作ってみてはいかがですか。

 

 

昨日は風が強い一日で

満開の桜の花が舞っていました。

明日は

二十四節気の清明(せいめい)

万物がすがすがしく明るい頃です。

道端にはタンポポが咲いています。

 

『つくってみたい!かわいいミニ盆栽』
小室妙子