山苔の苔ボールのボトルテラリウム

山苔の苔ボール

山苔の苔ボール

今日は昭和の日。

昭和天皇は生物学者として

海洋生物や植物の研究にも

力を注がれたそうです。

 

「雑草という草はない」

有名なお言葉ですね。

 

昭和天皇が道後温泉の

老舗旅館にお泊りになったとき

旅館の庭で「葵苔」を見つけられた

というお話もあるようです。

 

ちなみに「葵苔(あおいごけ)」は

ヒルガオ科の多年草で

コケ植物ではありません。

 

写真は久々の登場となります

山苔(ホソバオキナゴケ)の

苔ボールをガラス保存瓶に入れた

ボトルテラリウムです。

 

室内の明るい窓辺に置いて

だいたい2カ月に一度ぐらい

水を入れてあげるだけなんですが

少しずつ生長しています。

 

手間をかけずに苔を愉しむなら

テラリウムにするのが一番です。

 

穀雨も次候(第十七候)

「霜止出苗(しもやんで なえいずる)」

霜がやみ苗が生長する時季

になりました。

 

もうすぐ五月、皐月ですね。

 

ヤマモミジの新葉

ヤマモミジの新葉

ヤマモミジの新葉

今は穀雨(こくう)の初候

七十二候の十六番目

「葭始生(あし はじめてしょうず)」

葭(葦)が芽を出し始める時季です。

 

公園のもみじ(カエデ)は

新葉の緑を濃くして

小さな赤い花を無数に咲かせています。

 

私のヤマモミジも

新葉の緑が少しずつ濃くなり

形もしっかりとして葉を広げ

美しい姿になってきました。

 

新梢と新葉の時季から

秋の紅葉とならんで

もみじ(カエデ)がもっとも美しい

新緑の季節に移り変わります。

 

鉢土のギンゴケも少しずつですが

その緑を広げています。

 

これからしばらくの間

ヤマモミジとギンゴケの

美しい緑を愉しめる季節です。

 

苔盆栽-100(写真右)

ヤマモミジの寄せ植え(五本)

ギンゴケ

陶器鉢(丸い茶色)

鉢の大きさ 直径:約10.5cm、高さ:約5cm

全体の高さ:約20cm

 

ミニ苔盆栽-101(写真左)

ヤマモミジ

ギンゴケ

陶器六角ミニ鉢(青)

鉢の大きさ 直径:約6cm、高さ:約5cm

全体の高さ:約16cm

 

シダが美しい季節の苔玉

苔玉(ハイゴケとプテリス)

苔玉(ハイゴケとプテリス)

今日は穀雨(こくう)

二十四節気の六番目

もう晩春ですね。

 

穀雨とは

春の雨が田畑を潤し

 

百穀の生長を助ける

という意味ですが

春の雨は穀物だけでなく

もちろん草花も潤し育ててくれます。

 

これからひと雨ごとに緑が深さを増し

鮮やかな新緑の季節へと移りかわります。

 

ハイゴケやプテリスなどのシダ植物が

もっとも美しくなる季節はもうすぐ

初夏が近づいています。

 

晩春から初夏にかけて

色とりどりの花をつける

躑躅(つつじ)は

昔から親しまれてきました。

 

躑躅と苔を詠んだ歌もあります。

 

「つつじ咲く苔のかよひぢ春ふかみ

日影をわけて出ずる山びと」藤原定家

 

近所の植え込みの躑躅は

たくさんの蕾をつけていて

いくつかの花を咲かせています。

 

明日は春の雨になりそうです。

 

苔玉-215(写真左)

ハイゴケ

プテリス アルボリネアータ

苔玉の直径:約8cm

全体の高さ:約18cm

 

苔玉-214(写真右)

ハイゴケ

プテリス  エバージェミエンシス

苔玉の直径:約8cm

全体の高さ:約20cm

 

しっとりとしたシダの苔玉を

苔玉(ハイゴケ、プテリス)

苔玉(ハイゴケ、プテリス)

清明も末候(第十五候)

「虹始見(にじ はじめてあらわる)」

春雷の雨の後に虹が架かる頃です。

 

虹は太陽の光が空気中の

水滴に反射して見えるので

水滴の粒が大きいほど

色鮮やかに見えるそうですが

春の虹は淡くすぐに消えてしまいます。

 

東京では、このところの晴天つづきで

空気がカラカラに乾燥しているとのこと

大粒の雨がざあっと降らないことには

なかなか虹は見れそうもありません。

 

気象庁の観測データによると

東京など都市の湿度は年々減少傾向で

都市化が進むと気温は上がり湿度は下がる

という長期的傾向がはっきりと現れているようです。

 

昔の日本人はもっと湿度が高い空気の中で

暮らしていたいたようです。

 

空中湿度が高い環境を好む

苔(コケ)やシダ植物は

ごく自然に傍らにあったのでしょう。

 

四月も中旬になり

シダの新芽がどんどん伸び始めています。

うずまいた新芽が伸びる様子には

独特の趣があるように思います。

 

しっとりとしたシダとハイゴケの苔玉を

テラリウムにして部屋の片隅に飾り

瑞々しい緑を眺めてみれば

ほんのひとときだけでも

乾きを癒せるかもしれませんよ。

 

苔玉-216

ハイゴケ

プテリス  エバージェミエンシス

苔玉の直径:約6.5cm

全体の高さ:約11cm

 

苔玉の作り方(用意するもの)

苔玉(ハイゴケ、プテリス)

苔玉(ハイゴケ、プテリス)

苔玉(こけだま)の作り方は

意外に簡単です。

 

苔玉を作ってみたい方の

参考になるように

用意するものをまとめてみます。

 

ハイゴケとプテリス(シダ植物)などの

観葉植物を使った小さめな苔玉を

作るために用意するものです。

 

苔玉の用土はケト土を使わずに

ピートモス主体の用土とします。

 

【用意するもの】

1.苔(コケ)

まず苔は、迷わずハイゴケで決まりです。

山苔など他の種類の苔でも

苔玉を作ることはできますが

ハイゴケが一番作り易いようです。

苔玉の苔はハイゴケ(這苔)もご覧ください。

 

2.植え込む植物

苔玉に植え込む植物は

ほとんどどんな植物でも良いのですが

丈夫でハイゴケとも相性のよい

シダ植物のミニ観葉植物がお勧めです。

あえて植物を植え込まずに

苔だけの苔ボールにしても楽しめます。

 

3.用土

用土はピートモスを主体にして

赤玉土、砂などを混ぜ合わせます。

例えば

ピートモス7割と赤玉土3割など。

さらに桐生砂、富士砂なども

混ぜ合わせて利用することもあります。

赤玉土や桐生砂などは

あらかじめふるいにかけて

微塵(みじん)を除いておくこと。

苔玉(こけだま)の用土もご覧ください。

 

4.容器

苔玉は陶器の皿などに載せて

飾ることが多いのですが

「苔はち」ではガラス容器をおすすめします。

ガラス保存瓶やガラスポットなどに

苔玉の苔の部分がすっぽり入るように

まるごと入れてしまったほうが

みずみずしいハイゴケの緑を

いつまでも愉しむことができます。

この場合、ガラス容器の底には

発泡煉石(ハイドロボール)と

ゼオライトを入れておきます。

 

5.その他

苔を用土に巻きつけるための糸

その糸を切るためのハサミ

切った糸を苔玉の中に押し込むためのピンセット

苔玉をまるごと水洗いするためのボール

 

これだけ揃えばベランダなど

ちょっとしたスペースでも

苔玉を作ってみることはできます。

 

苔玉を自分で作って自分で育てる。

それが一番愉しめるかもしれません。

 

あわせて苔玉の作り方もご覧ください。

 

今は清明の次候(第十四候)

「鴻雁北(こうがん かえる)」

渡り鳥の雁が北へ帰っていくころ。

 

雁は代表的な渡り鳥として

昔から親しまれてきましたが

日本では数が急激に減少し

今では保護鳥となっているそうです。

 

苔玉-215

ハイゴケ

プテリス アルボリネアータ

苔玉の直径:約8cm

全体の高さ:約18cm

 

苔(コケ)の蒴(さく)が花のよう

苔(コケ)の蒴(さく)

苔(コケ)の蒴(さく)

清明の初候(第十三候)は

「玄鳥至(つばめ きたる)」

燕(玄鳥)が南から飛来する頃です。

 

苔(コケ)の蒴柄(さくへい)が伸びて

蒴(さく)がたくさん膨らんでいます。

 

まっすぐに上に伸びた

葉のない茎のようなものが蒴柄で

蒴柄の先端の丸みのある膨らみが

コケの胞子のうである蒴です。

 

二月上旬に紹介(スナゴケ(砂苔))したときは

蒴柄(さくへい)が伸びはじめた頃で

蒴はまだほとんど膨らんでいませんでしたが

今はたくさん伸びた蒴柄の先に

膨らんだ蒴がたくさんついています。

 

前回は自信がないものの

その形からスナゴケと判断したのですが

どうもスナゴケではなくミズゴケかもしれません。

 

スナゴケはギボウシゴケ科のコケ植物で

日当たりの良い湿った場所でよく育ち

黄緑色の群落をつくる剛健な苔です。

 

一方のミズゴケは世界で150種

日本でも35種以上が分布している

もっとも繁栄しているコケ植物です。

 

ミズゴケは湿地や

水のしたたるような岩場に

群落をつくります。

 

鉢の置き場所は半日陰で

過湿ぎみな状態なので

湿地に近い環境かもしれません。

 

それともともとフウランの鉢の

植え込み材料が

乾燥したミズゴケなので

ミズゴケの胞子から新芽が

育ったのかもしれません。

 

スナゴケでもミズゴケでも

瑞々しい苔の葉や

たくさんの蒴はいいものです。

 

コケ植物には所謂花はありませんが

この蒴を花に見立てたのが

「苔の花」(夏の季語)です。

 

「水打てば沈むが如し 苔の花(高浜虚子)」

 

苔(コケ)の蒴には

花の華やかさはありませんが

瑞々しくしっとりとした美しさがあり

まさに苔の花のようです。

 

ヤマモミジの芽摘み(四月)

ヤマモミジの新梢(苔盆栽)

ヤマモミジの新梢(苔盆栽)

ギンゴケの蒴(さく)

ギンゴケの蒴(さく)

今日は清明(せいめい)

二十四節気の五番目です。

 

桜花爛漫。清浄明潔。

天地万物が清らかで

生き生きとする頃です。

 

もみじ(ヤマモミジ)は

四月になると本格的な

生育の時季に入ります。

 

私のヤマモミジの中には

三月の下旬頃から

どんどんと新芽が

伸びてきたものもあって

これらのヤマモミジは

いまは新梢から新葉が出ています。

 

この時季、新梢が伸びてきたら

樹形を整えるために

芽摘みを行います。

 

新梢は柔らかいので

指先で簡単に摘み取れます。

 

どんなふうに伸びるか考えながら

好みの樹形になるように

ちょうどよいところで摘み取るのですが

慣れないとなかなか難しいですね。

 

それとこの時季のヤマモミジは

とても生長がはやく

一日見逃しただけでも

かなり新梢が伸びるので

毎朝楽しみながら眺めては

タイミングを逃さずに

芽を摘むようにします。

 

この鉢の鉢土の表面には

ギンゴケが生えていて

緑で覆いつつあります。

 

よく見るとギンゴケから

蒴柄(さくへい)が伸びて

膨らんだ蒴(さく)がみえます。

 

これからどんどん

ギンゴケも増えていくでしょう。

 

苔盆栽-100

ヤマモミジの寄せ植え(五本)

ギンゴケ

陶器鉢(丸い茶色)

全体の高さ:約18cm

 

苔玉の苔(コケ)を巻く

苔玉(ハイゴケとシノブ)

苔玉(ハイゴケとシノブ)

212-140325b

四月に入り桜も満開です。

春分も末候の第十二候

「雷乃発声(かみなり すなわち こえをはっす)」

遠くで雷が鳴る頃になりました。

 

苔玉(こけだま)の作り方

今回はいよいよ苔(コケ)を

根鉢に巻きつける方法です。

 

苔玉作りの解説書では

「苔が重ならないよう全体に巻く」

だとか

「根鉢全体をハイゴケで包む」

などと

わりとあっさり説明されています。

しかし

実際に苔玉を作ってみると

ここが一番難しいかもしれません。

 

苔を根鉢や球状の用土に巻いて

その苔を糸で巻きつけるのですが

苔が重なったり

バラバラになったりして

うまく包めないこともあります。

 

苔玉と苔~小さな緑の栽培テクニック (別冊NHK趣味の園芸)』では

ポリ袋を切ってシート状に広げ

その上にハイゴケを裏返しに置いて

ポリ袋ごと根鉢を覆うという方法

が紹介されています。

 

なんとか巻きつけた苔は

全体を糸で巻きつけます。

これもちょっと何度かやってみないと

うまく巻けないかもしれませんね。

 

私はまず横に3回ほどまいてから

植え込んである植物を挟んで

縦にたすきがけするように

糸を巻いていきます。

 

苔がはがれたり崩れたりしないように

全体にまんべんなく糸をまきます。

 

糸の巻き方があまいと

苔がはがれやすくなりますし

ぐるぐるに巻きすぎると

苔がぴったりとくっついて

固い印象の苔玉になってしまいます。

 

私はできるだけハイゴケが

ふわったした印象になるように

糸は少なめに巻くようにしています。

 

いづれにしても何度かやってみて

慣れるしかないのかもしれません。

 

苔に糸を巻き終わったら

糸の端はピンセットなどで

苔玉の中に埋め込みます。

 

あとは苔を巻いた苔玉全体を

バケツなどで水あらいしてから

数分間吸水させて完成です。

 

次回、苔玉の作り方は

準備するものと、まとめの予定です。

 

あわせて苔玉の作り方もご覧ください。

 

天気は下り坂

花散らしの雨となりそうです。

 

苔玉-212

ハイゴケと西洋シノブ(ダバリア)

苔玉の直径:約8cm

全体の高さ:約12cm