冬は苔玉・苔盆栽の作り方や育て方を

今は二十四節気最後の大寒(だいかん)

第七十候 款冬華(ふきのはなさく)です。

 

款冬(かんとう)とは

冬の氷を破るという意味で蕗(ふき)のこと

款冬花(かんとうか)は蕗の薹(フキノトウ)です。

 

寒さが一年で最も厳しいこの時季に

雪の中から蕗の薹が蕾を出しはじめる頃。

 

数日前まで

ここ千葉県北西部はかなりの冷え込みで

少し雪も降り、日陰にはうっすらと

雪が残っていた日もありましたが

ここ数日は暖かい日が続いています。

 

寒い日が三日続いた後

暖かい日が四日続くことを

三寒四温(さんかんしおん)といいますが

本来は冬のいまごろのことのようです。

 

大寒が終わる節分(せつぶん)

その翌日の立春(りっしゅん)まで

あと十日ほど、もう少しです。

 

冬の間はどうしても寒さや乾燥により

苔(こけ)や植物の状態がもうひとつなので

苔玉(こけだま)や苔盆栽を紹介する機会が

残念ながら減ってしまいます。

 

比較的苔の状態が良い簡易テラリウムや

作業の適期となるヤマモミジの植え替えなど

同じようなことの繰り返しになってしまい

読んで頂いている方には申し訳ありません。

 

そこで冬の間

苔玉や苔盆栽の制作を再開するまでは

苔玉や苔盆栽の作り方や

ハイゴケや山苔など苔の育て方を

興味ある方の参考になるように

できるだけ整理してまとめておくことにします。

 

苔の植え付け再開は三月頃になりますので

それまでにまとまったものから

徐々に紹介させていただきます。

 

今年は少し大きめの苔玉と苔盆栽を

二十二節気の冬至(とうじ)を過ぎ

クリスマスから大晦日まで

慌ただしく年末を過ごしたかと思えば

新年を迎えて正月三が日もあっという間で

もう二十三節気の小寒(しょうかん)です。

 

一年で最も昼が短く夜が長くなる冬至は

一陽来復(いちようらいふく)ともいわれます。

この日を境に徐々に日脚がのびていくことから

古代には冬至を一年の始まりとする時代もあったとか。

 

小寒から寒の入り(かんのいり)

そして節分までが寒の内(かんのうち)

一年で最も寒い時季になります。

 

大寒(だいかん)の終わりの日が節分

その翌日が立春(りっしゅん)です。

立春を一年の始まりとする時代もありました。

 

現代の元日(1月1日)は

いったい何の日なのかよくわかりません。

 

近ごろは元日から仕事をされている方も

たくさんいらっしゃいますが

やはり今週から仕事や学校など

新年の活動を開始する人が多いでしょうね。

 

落葉樹のもみじ(カエデ)などは

すっかり葉を落として休眠期に入っていますが

木の内部や根は既に活動を始めています。

 

新しい年も季節が移り変わるように

冬至から春分にかけて

ゆっくりと変わっていくというのも

いいかもしれませんね。

 

今年も「苔はち」は

苔玉(こけだま)と苔盆栽に精進する一年にします。

 

苔玉はこれまでよりも少し大きめにする予定です。

ハイゴケとプテリスなどのシダ類の苔玉を

ガラスの容器に入れた簡易なテラリウム

苔玉テラリウムです。

 

もうひとつは苔盆栽です。

これまで苔鉢や苔盆景としてきましたが

両方まとめて苔盆栽ということにします。

 

苔と樹木を組み合わせる場合は

もみじ(カエデ)を使うことにします。

 

昨年はせっかくご注文をいただいても

苔や植物の状態が良くないために

お届けできないことがありましたが

今年はたくさんの皆さまに

苔玉や苔盆栽をお届けできるよう努めます。

 

皆さまが幸せな年を過ごせますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

きれいな紅葉の苔盆栽は。。。

今は二十節気の小雪(しょうせつ)。

 

今日、福岡や広島など西日本各地からは

平年よりも早い初雪の便りが届きました。

 

ここ千葉県北西部は風が強く曇り空の寒い一日でした。

まさに朔風払葉(さくふうはをはらう)

第五十九候 小雪 次候

北風が木の葉を吹き払う頃です。

 

このところは晴天が続いて

日中は暖かい日が多かったですね。

 

晩秋から初冬にかけては

春のように暖かくなる日があり

「小春日和(こはるびより)」といいますが

何日か暖かい日が続くと

春と勘違いして咲きだす花があります。

 

近所の植え込みのツツジが

いくつかの花を咲かせています。

 

「帰り花」とか「忘れ花」などというそうです。

 

今朝のニュースでは京都の紅葉が

見頃をむかえているそうです。

 

楓(カエデ)の紅葉と苔の緑のコントラストが

とても美しいと伝えていました。

 

なんとか盆栽で再現してみたいのですが。。。

 

いまのところ

私のヤマモミジのミニ盆栽と苔玉は

紅葉せずに落葉したのが一つ

紅葉なのかどうか微妙なのがひとつ

まだ紅葉していないのが一つ

ということで残念ながら

今年はご紹介できそうにありません。

 

朝晩、冷え込むようになってからも

半日陰に置いたままでしたので

日中の日当たりが不足していたように思います。

 

来年こそは

きれいな紅葉の苔盆栽や苔玉となるよう

精進いたします。

 

じっくり育てるなら山苔の苔鉢

苔鉢(アラハシラガゴケ)

苔はち(山苔の苔鉢)

苔(コケ)を育ててみたい。

苔盆栽を作ってみたい。

そう思っている人が

たくさんいらっしゃるようです。

 

人気のある苔玉(こけだま)ではなく

盆栽の土を隠す脇役としてでもなく

苔そのものが主役の園芸です。

 

苔の緑、葉の形や質感

そして苔を育てることなど

愉しみはいろいろありますよ。

 

意外に思われるかもしれませんが

美しい苔をみたことがある方なら

その気持ちが理解できると思います。

 

ただ実際に苔を育てたことがある人は

まだまだまれな存在かもしれません。

 

苔はどうやって育てればよいのか。

苔盆栽はどうやって作るのか。

 

苔玉の作り方の本などに

おまけで少し解説されている程度で

一般にはあまり知られていません。

 

「苔はち」では

山苔だけの苔鉢盆栽をおすすめします。

 

山苔は園芸店などで

小さなパック詰めで売られているので

比較的入手しやすいです。

 

深めのガラス鉢や陶器平鉢に

植え付ける方法であれば

作るのも育てるのも

比較的簡単です。

 

ただし

山苔は丈夫なわりに

デリケートな苔でもあります。

 

季節や環境の変化で

変色してしまうこともしばしばです。

 

それでも日々

山苔の状態を見ながら

お世話をしていれば

苔の生長期となる季節には

きっときれいな緑をみせてくれます。

 

これからも

山苔の苔鉢の作り方や育て方を

折に触れて紹介していきます。

 

山苔の苔鉢を

じっくりと育てる愉しみを

味わってみてはいかがでしょうか。

 

昨日は蒸し暑い一日でしたが

一転して今日は寒いくらいです。

体調を崩しやすいので

皆さまどうぞご自愛ください。

 

気軽に愉しめるのはハイゴケの苔玉瓶

苔はち(シダとハイゴケの苔玉)

苔はち(シダとハイゴケの苔玉)

今日は十五夜の望月。

お天気が良いので

仲秋の名月を

楽しむことができそうです。

午後8時13分ごろが真の満月とのことなので

お月さまを見上げて眺めてみることにします。

 

秋の空気にかわってきました。

気温が高くても湿度が低いので

からっとした爽やかな気候です。

 

空気が乾燥してきたことにより

山苔はきれいなうぐいす色に

徐々にかわってきているようです。

 

苔(コケ)は乾燥には意外に強くて

からからに乾いてしまったとしても

すぐに枯れるようなことはありません。

 

ですが当然のことながら

苔の瑞々しさは失われてしまいます。

 

かといってあまりに過湿にするのも

苔が弱ってしまうので良くありません。

 

ちょうどよい加減の湿り具合を

みきわめないといけないのですが

慣れないとなかなか難しいかもしれません。

 

ハイゴケならお世話が簡単です。

ハイゴケは比較的丈夫な苔なので

水やりに気を使うこともありません。

 

ある程度、風にあててあげれば

過湿ぎみでも元気に生長します。

 

苔玉をガラス瓶に入れた苔玉瓶なら

週に2度ほどの水やりだけなので

お世話の手間がかかりません。

 

「苔はち」おすすめの

ハイゴケとシダなどの観葉植物との

苔玉瓶なら

素朴な緑を気軽に愉しめますよ。

 

苔八1周年!どうして苔なのか?

今日で「苔はち koke8.jp」を始めてから1年になりました。

このサイトを見ていただいた方々に感謝申し上げます。

 

また、「苔はちstore」はオープンから約5カ月になりました。

商品をお買い上げ頂いた方々へ改めてお礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

その後、苔や観葉植物は元気に育っていますでしょうか?

今年は全国的に、まさに記録的な猛暑や豪雨など

異常ともいえる夏となりましたので

苔や植物が弱っているかもしれませんね。

涼しい秋に苔と植物が回復してくれることを祈ります。

 

「苔はち」の苔玉や苔鉢などのお世話方法について

疑問や不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください。

 

「そもそも、どうして苔なの?」

もっともよくある質問にお答えします。

 

私は約30年間、ソフトウェア開発の仕事に携わってきました。

苔どころか園芸とはまったく無縁の生活でした。

勤めていた会社が経営に行き詰まり

自分も体調を崩したこともあり会社を離れました。

2008年の春のことです。

 

体調を整えるためもあって散歩が日課になりました。

少し歩けば里山の風景が残るこの土地の景色に

とても癒されました。

この頃から花木や観葉植物の鉢植えなど

植物を育てることが楽しみになりました。

 

特別な風景でなくとも

ありふれた素朴な緑でいいんです。

植物の緑は安らぎをあたえてくれます。

そう感じるのは私だけではないでしょう。

 

その後、フリーの技術者として働いてきましたが

いつのまにか50歳を過ぎて先が見えました。

結果的に最後となった仕事の終了が

2012年の春でした。

 

この頃ある本との出会いがきっかけで

小さな箱庭をつくろうと思い立ちました。

いろいろと調べているうちに

箱庭は盆景といって

苔で作る盆景があるのを知りました。

 

和風の小さな箱庭(盆景)を作るのであれば

苔はなくてはならないものです。

 

ということで苔(コケ)なんです。

 

まずは苔の鉢植えである苔鉢を

作ることからはじめて

山苔を育てるのに試行錯誤しながら

今日に至っております。

 

どうして箱庭作りが「苔はち」になったのか

それはまた別の機会にします。

 

園芸は何十年も趣味で続けているかたが

たくさんいらっしゃいます。

 

まだまだひよっこの私ですが

地道にコツコツ続けていきますので

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

手軽に素朴な緑を楽しめる苔玉瓶

苔はち(苔玉瓶)

苔はち(ハイゴケと観葉植物の苔玉瓶)

今年の夏は

今まで生きてきたなかで

もっとも暑い夏になったようです。

 

気象庁によると8月中旬の平均気温は

ほぼ全国的に平年を2度以上も上回り

1961年の統計開始からの

最高記録を更新したそうです。

 

暦の上では処暑を過ぎましたが

関東地方では今日も

高温注意報が出ています。

 

8月もあと1週間。

早く真夏日と熱帯夜から解放されたいものです。

 

暑い夏でも

緑をながめると心が安らぎます。

しっとりと湿った

苔(コケ)やシダなどの観葉植物には

ガラスの中で涼しげな趣があります。

 

緑を楽しみたくても

大きな観葉植物は置きたくない

お世話の手間もかけられない

育て方や手入れ方法もわからない

といったことであきらめている方が

いるかもしれません。

 

苔とシダ(ミニ観葉植物)の小さな苔玉が

ガラス瓶に入った苔玉瓶なら

手軽に素朴な緑を楽しめますよ。

 

苔玉瓶の大きさは直径10cmほど

高さも15cm前後なので場所をとりません。

 

そして苔玉をガラス瓶に入れてあるので

お世話は週に2回ほどの水やりだけです。

肥料をあげる必要もありません。

 

苔玉瓶とは苔玉の簡易テラリウムです。

ガラス瓶の中が一定の湿度を保つので

苔にとって良い環境となっています。

 

手間をかけなくても

みずみずしくてきれいな苔と

やさしげな葉のシダや観葉植物の

素朴な緑を楽しめる苔玉瓶です。

 

真夏はハイゴケとシダの苔玉瓶

苔はち(ハイゴケの苔玉瓶)

苔はち(ハイゴケとプテリスの苔玉瓶)

今日も猛烈な暑さです。

今年の夏は猛暑続きで

本当に暑い日が多いのですが

関東地方ではこの猛暑が

あと2週間ほども続くらしく

げんなりしてしまいます。

 

人はもちろん苔鉢や苔玉も

暑さで弱ってしまわないように

冷房のきいた涼しい室内へ

退避したほうがよさそうですね。

 

山苔とよばれる

ホソバオキナゴケやアラハシラガゴケは

デリケートな苔なので気をつけないと

蒸れて弱ってしまいます。

 

でもこんな猛暑続きの夏でも

ハイゴケは元気に生長しています。

夏に楽しむのは

丈夫なハイゴケの苔玉がいいようです。

 

シダの仲間のプテリスも比較的元気ですね。

プテリスのやさしい印象の葉がすずしげです。

あまり葉がおいしげっているよりも

まばらなで少しさみしいくらいのほうが

なにか趣があるように感じます。

 

ハイゴケとプテリスなどの

シダを組み合わせた苔玉なら

真夏でも育てやすいです。

 

そして苔玉をガラス瓶に入れた苔玉瓶なら

お世話の手間もかからないので

気軽に楽しめます。

 

苔玉瓶は

ガラス瓶にハイドロボールを敷いて

その上にハイゴケの苔玉をのせてあります。

ガラス瓶の底には少し多めに水を入れます。

 

透明なガラス瓶の中にある

水とハイゴケとシダの緑。

 

ハイゴケとシダの苔玉瓶で

すこしでも涼を感じたい

暑い夏です。

 

シンプルな苔鉢と苔玉瓶がおすすめ

苔玉、苔鉢、苔ボール瓶

苔玉、苔鉢、苔玉瓶

苔の緑を気軽に楽しむなら

やっぱりシンプルな苔鉢や

苔だけの苔玉、苔ボールを

おすすめします。

 

苔の種類は山苔と呼ばれる

ホソバオキナゴケ、またはアラハシラガゴケです。

苔寺として有名な京都西芳寺の庭を覆う苔で

とてもきれいな緑色で独特の質感があります。

 

山苔はハイゴケなどの丈夫な苔に比べると

ちょっと気難しいというかデリケートな苔で

環境の変化により変色したり

ハイゴケが入ってくると負けてしまいます。

 

庭や陶器鉢に山苔を植え付けて

きれいな状態を維持するのは

手間をかけてお世話しないと

なかなか難しいかもしれません。

 

苔はちでは

できるだけお世話が簡単になるように

苔鉢、苔玉とも一種類の苔だけを使い

ガラス鉢やガラス瓶を容器にしてみました。

 

その理由は

きれいな緑を清潔感のあるガラス容器で

楽しむことができるということ。

深めの鉢や瓶の中は湿度を保ちやすく

苔にとって良い環境であること。

また、中が見えることにより

水やりの量がわかりやすくなり

お世話が簡単になることです。

 

さらにガラス瓶に蓋をしてしまえば

簡単なテラリウムになりますので

水分もほとんど蒸発しません。

水がある間は水やりの必要はありません。

季節や部屋の乾燥ぐあいによりますが

数週間から数か月に一度の水やりでよい

ので忙しい方でも大丈夫です。

もちろん山苔は

きれいな緑のままで楽しめます。

 

だだし、密閉したままだと

カビが生えてしまうことがあるので

1週間から2週間に一度くらいは

蓋を開けて様子をみたほうがよいでしょう。

 

一番お世話が簡単なのは苔玉瓶です。

その次が深めのガラス鉢の苔鉢。

 

山苔だけじゃシンプルすぎて

ものたりない方は

シダや観葉植物のある苔鉢や

苔玉が深めのガラス瓶やグラスに入ったもの

がよいとおもいます。

 

ある程度手間をかけて

苔を育ててみたい方は

陶器鉢の苔鉢や苔盆景を

作ってみるのもよいかもしれません。

 

お世話がとっても簡単な苔玉瓶

苔玉(苔球・モスボール)

苔玉(苔球・モスボール)

お世話がとっても簡単な

苔玉(こけだま)があります。

苔球やモスボールとも呼ばれる

苔(コケ)だけの玉(たま)が

透明なガラス瓶に入っています。

 

フェイクグリーンじゃないですよ。

本物の生きた苔(コケ)です。

 

ふつうの苔玉は

松や楓などの樹木や

さまざまな観葉植物を植えてあるので

苔と植えられている植物の

両方にとって丁度よい水やりをしないと

うまく育てることができません。

 

苔玉をじょうずに育てるには

ある程度の慣れと少しの手間が必要です。

 

そんてんでこの

苔だけの苔玉(または苔球・モスボール)なら

苔だけにとって最適な環境であればよいので

水やりは格段に簡単です。

苔玉瓶(ホソバオキナゴケ)

苔玉瓶(ホソバオキナゴケ)

しかも

ガラス瓶の中に入れてあるので

ほぼ一定の湿度を保つことができ

強風にさらされる心配もないので

苔にとってはとてもよい環境です。

 

直射日光にあたらないように

室内の明るい日陰に置いて

瓶のふたをしめておけば

水はほとんど蒸発しないので

水やりの手間も少なくてすみます。

 

週に一度くらい水の量をチェックして

水がなくなっていたら足すだけです。

 

苔だけの苔玉を瓶に入れたものを

苔はちでは苔玉瓶としています。

 

お世話がとっても簡単な苔玉瓶

気軽に苔の緑を楽しんでみてはいかがですか。

 

苔玉瓶のお世話については

山苔の育て方もご覧ください。