苔(コケ)の本2017年

今年(2017年)もまた

苔(コケ)の本が出版されました。

 

ほんとにまあ毎年毎年

コケ植物、苔玉、苔に関する本が

かならず出版されていますね。

 

苔玉とコケの本

 

苔ブームが続いているようです。

 

今年の一冊目

知りたい 会いたい 特徴がよくわかる コケ図鑑
発売日:2017/4/12
著者:藤井久子、監修:秋山弘之

藤井久子さんと秋山弘之さんのコンビは

2011年『コケはともだち』を出版しました。

秋山弘之さんは

『苔の話』『コケの手帳』の著者。

この苔の本は間違いなさそうですね。

 

二冊目

新訂版 コケに誘われコケ入門 (生きもの好きの自然ガイド このは No.7)
発売日:2017/9/8
編集:このは編集部

『コケに誘われコケ入門』の新訂版ですね。

記事や写真が追加されて

本の大きさはコンパクトになったようです。

 

三冊目

美しい苔庭づくり
発売日:2017/9/21
著者:アニー・マーティン、翻訳:石黒千秋

著者は米国人ですね。

最近では欧米でも苔の美しさに

気づきはじめているようです。

なんとチャールズ皇太子も

苔に興味あるそうですよ。

びっくりです。

 

 

ベランダのモミジの落葉も片付けました。

今年もあと明日と明後日。

皆さま、よいお年を。

 

苔(コケ)は手におえない!

チェコの生んだ最も著名な作家

カレル・チャペック不朽の名作

園芸家12カ月 (中公文庫)』に

シダと苔(コケ)の記述がありました。

 

「10月の園芸家」より

「隠花植物となると、すくなくとも

シダ類を全部あつめたくなる。

ヒカゲノカズラ属だのコケ類だのになると

手におえないからだ。」

 

隠花植物(いんかしょくぶつ)とは

花が隠れている植物という意味で

シダ類、コケ類、菌類、藻類など

種子植物以外のすべての総称です。

 

生物を動く動物と動かない植物の

二つに分けていた時代の言葉で

菌類、藻類なども植物とされていました。

 

体験記のようなエッセイのようなこの作品

「園芸家12カ月」は1929年初版発行です。

今から88年も前の本なんですね。

 

そして

ヒカゲノカズラはシダ植物です。

北半球に広く分布し

日本でも北海道から九州に見られます。

 

和名は「日陰の葛」なのですが

実は日当たりが悪い場所には

生育しないようです。

 

ヒカゲカズラの姿は

大きめのコケ、スギゴケに似ているので

シダというよりコケに近いと

感じていたのかもしれませんね。

 

手におえないと書いてあるのは

もしかするとコケを育てようと

したことがあったのかもしれませんね。

 

 

このところ寒い日が続いています。

昨日は12月並みの寒さでした。

もうすぐ霜降ですね。

 

麋角羊歯の吊り苔玉

夏には「つりしのぶ」を飾ると

涼しげで和風の趣もあります。

 

シノブ以外のシダ(羊歯)類を

苔玉にして吊ってもいいですね。

 

趣味の園芸(2017年7月2日放送)では

麋角羊歯(ビカクシダ)の吊り苔玉を

紹介していましたよ。

 

ビカクシダ(別名コウモリラン)は

熱帯に育つ着生シダ植物です。

 

「麋角(ビカク)」とは大きな鹿のつの

という意味だそうです。

たしかに

葉の形が鹿の角のように見えますね。

 

その独特で派手な姿から

インテリアグリーンとして

人気が高まっているそうですよ。

 

ビカクシダの仕立て方は色々ありますが

苔玉に仕立てることもできるようですね。

 

ビカクシダを苔玉に仕立てるには

根の部分をミズゴケで包み

さらにそのミズゴケの上を

ハイゴケなどの苔玉作りに適した

苔(コケ)でくるめば出来上がりです。

 

テグスで巻くのがいいようですね。

ミズゴケの量がポイントのようですよ。

 

シダなので高い湿度を好みます。

エアコンのきいた室内では

乾燥しやすいので気をつけます。

 

水やりは乾いたらたっぷり

葉も含めて全体に水をかけます。

 

洋風のインテリアグリーンとして

ビカクシダの苔玉仕立て

試してみてはいかがでしょうか。

 

麋角羊歯(ビカクシダ)について詳しくは

NHK趣味の園芸 2017年7月号

をご覧ください。

 

 

今日は小暑

本格的な夏のはじまりです。

今年の梅雨明けはいつでしょうね。

 

苔(コケ)の本2016年

昨年(2016年)もまた

苔(コケ)の園芸本が出版されました。

 

毎年毎年

苔玉(こけだま)やコケ植物に関する本が

かならず出版されています。

 

苔玉とコケの本

 

こんな植物も珍しいでしょうね。

 

やはり苔ブーム!

が続いているのでしょうか。

 

最近では苔玉の人気に加え

コケ植物そのものを鑑賞する

テラリウムも人気のようですね。

 

2016年に出版されたのは

その名も

苔の本―苔で作るナチュラルインテリアと、身近な苔の種類がわかる図鑑

です。

 

「苔のアレンジ」と「アレンジの手順」

「苔の図鑑」、「苔を知ろう」

という内容になっています。

 

「コケリウム」

苔のテラリウムのことです。

 

いつのまにか

そんな呼び方ができていたのですね。

知りませんでした。

 

「コケリウム」にアレンジしての

楽しみ方がたくさん紹介されています。

 

苔玉(こけだま)の作り方も

紹介されていました。

ケト土を使う方法ですね。

 

苔のアレンジのパターンが豊富で

とにかく内容てんこもりです。

比較的めずらしいコケ植物も

たくさん紹介されていますよ。

一読をおすすめします。

 

 

今週はよく晴れた日が続きました。

今日は曇り空。風が強いです。

来週はもう二月ですね。

 

 

『苔の本
―苔で作るナチュラルインテリアと、
身近な苔の種類がわかる図鑑』大野好弘

ベランダーのモミジ

ベランダーとは

「庭のない都会暮らしを選び、

ベランダで植物生活を楽しんでいる」

ベランダ園芸家のこと。

 

NHK BSプレミアムのテレビドラマ

『植物男子ベランダー』の原作本

ボタニカル・ライフ―植物生活

の「出版にあたって」のなかで

著者の いとうせいこう さんが

ガーデナーに対抗?して

あみだした言葉です。

 

この本の1998年3月の頁に

モミジが登場します。

 

「高さ五センチ弱のモミジ」について

「双子葉の上には、驚くべき小ささの

あのモミジの葉」と感動的に

綴られています。

 

モミジの種類は書かれていませんが

芽が出てから1カ月ほど経過した

実生苗でしょうね。

 

モミジ・カエデの園芸書にも

この時期の実生苗の育て方については

ほとんど載っていないので

著者もかなり苦戦したようですね。

 

続編の『自己流園芸ベランダ派』に

モミジのその後が書いてありました。

 

あとがきより

「モミジは丈を

六十センチほどまで伸ばし、

ベランダに出しっ放しなので

紅葉はしないものの、

いたって健康に日々を過ごしている。」

 

この本は2006年9月発行なので

すでに8年経過したことになります。

 

そして今年2017年は

モミジの発芽から19年目になります。

はたしてどうなっているでしょうね?

 

私がベランダで育てている

イロハモミジの実生苗は

まだまだ小さいです。

 

モミジ実生苗の育て方

 

 

この時期らしい寒さが続いています。

今日は大寒、雪が降りました。

明日も冷え込みそうです。

 

 

『自己流園芸ベランダ派 』いとう せいこう

イロハモミジとヤマモミジ

イロハモミジとヤマモミジの葉

その違いがよくわからないので

カエデ識別ハンドブック』で

改めて調べてみました。

 

まず

モミジ(紅葉)と名のつくカエデの仲間は

イロハモミジ(伊呂波紅葉)

オオモミジ(大紅葉)

ヤマモミジ(山紅葉)

の3種類がよく知られています。

 

ほかにもオオモミジの変種で

ナンブコハモミジ(南部小葉紅葉)

という種類もあるようです。

 

また、イロハモミジには

京都の高雄山に由来する

タカオモミジ(高雄紅葉)という

別名もありますね。

 

それでモミジの葉の特徴なのですが

 

イロハモミジの葉は

小さくて切れ込みが深く

粗く不ぞろいな重鋸歯があります。

紅葉は橙から赤まで色鮮やかです。

 

オオモミジは

とにかく葉が大きいですね。

切れ込みの深さは様々で

鋸歯は細かく整っています。

紅葉は燃えるような赤です。

 

イロハモミジとオオモミジでは

葉の大きさが倍ほども違うので

区別するのは簡単ですね。

 

重鋸歯があるのかどうかも

判断材料になります。

 

オオモミジは日本全国の山地に

広く分布しているのですが

日本海側の多雪地帯だけは

分布していません。

 

日本海側の多雪地帯に分布するのは

オオモミジの変種のヤマモミジです。

 

ヤマモミジの葉は

やや大きく切れ込みの深さは様々

やや不ぞろいな重鋸歯があります。

紅葉は黄色に色づくものが多いようです。

 

ヤマモミジはオオモミジにも

イロハモミジにも似た特徴がありますね。

 

葉は大きめですがオオモミジよりは

やや小さいようです。

重鋸歯はイロハモミジに似ています。

 

私が鉢植えで育てているヤマモミジは

まだ小さな幼木のためなのか

大きめの葉もありますが小さな葉もあって

イロハモミジの葉よりもあきらかに

大きいというほどではありません。

 

葉の大きさでは区別できないとなると

もうひとつの判断材料である重鋸歯は

イロハモミジに似た特徴をもっているので

区別するのが難しかったのですね。

 

ところで紅葉(こうよう)のことです。

 

私はモミジの鉢植えを

ベランダで育てているので

日当たりの調整がうまくいかずに

真っ赤に染まるきれいな紅葉に

ならないのかと思っていたのですが

 

そもそもヤマモミジの紅葉は

黄色になることが多いとは

知りませんでした。。。

 

ただし

綺麗な黄色に色づいていた

ということでもありませんので。

 

まだまだ精進が不足してるようです。

 

 

今日は二十四節気の霜降

冬支度を始める頃ともいわれます。

朝晩はだいぶ涼しくなりました。

 

 

参考書籍
『カエデ識別ハンドブック』
著者:猪狩 貴史

コケ庭と苔文化の入門書

今年、2015年は苔(コケ)に関する本が

たくさん発行されました。

(一覧は苔玉とコケの本をご覧ください)

 

そのなかの一冊

苔三昧―モコモコ・うるうる・寺めぐり

をご紹介します。

著者の大石善隆さんは、コケの生態学

庭園のコケ、日本文化とコケなどについて

研究をされている方のようです。

 

二部構成のこの本の第1部は

全国70のコケ庭と約40種のコケ図鑑。

庭の写真とコケのアップの写真があって

庭のどの場所にどんなコケがあるのか

わかりやすく解説されていますよ。

 

続く第2部では

万葉集や古今和歌集に登場するコケを

手がかりとして、日本の文化のなかで

コケがどのようにとらえられてきたのか

コケと日本人の古くて長い関わりについて

また

コケ庭の歴史について解説されています。

 

あとがきのなかで著者は

「美しいコケ庭の数々を訪れ、

改めてコケの魅力、そして

コケを愛でる庭園文化の奥深さを感じた」

と書いてるようにコケ庭と庭園文化が

この本の主題となっているようです。

 

万葉集から苔の美しさを愛でた歌が

紹介されていました。

 

「み吉野の青根が峰の苔席(こけむしろ)

誰か織りけむ経緯(たてぬき)なしに」

(詠み人しらず 万葉集1120)

 

苔席は苔の美しい敷物ということですが

今は苔の絨毯というものがあるのですね。

 

なんと

新国立競技場をデザインした隈研吾さんが

「苔」をモチーフにしてデザインした絨緞

その名も「KOKE」です!

 

新国立競技場のどこかにはぜひ苔庭を作って

VIPルームには苔の絨毯を敷きつめるとかね?

 

ちょっと話がそれましたが

この本は読みやすい苔の入門書です。

おすすめの本ですよ。

 

 

今日は大晦日。

今年も一年間ありがとうございました。

皆さまどうぞ良いお年を。

 

『苔三昧―モコモコ・うるうる・寺めぐり』
著者:大石善隆

苔が育つという高級じょうろ

じょうろ(如雨露)は園芸やガーデニングに

欠かせないアイテムのひとつなのですが

近くの園芸店ではなんと1種類!だけしか

じょうろを置いていませんでした。

 

ネットでさがしてみると

凄いじょうろがありました。

 

東京都墨田区にある根岸産業が作っている

高級な如雨露(じょうろ)です。

根岸産業はじょうろ専門のメーカー

というか町工場みたいですね。

 

テレビや雑誌でもたびたび紹介されていて

「趣味の園芸」のテキストにも

載ったことがあるようです。

 

盆栽専用の如雨露(じょうろ)は

いかにも盆栽家が使いそうな逸品ですね。


根岸産業 銅製竿長如雨露(じょうろ)4号

 

盆栽専用のほかにもガーデニング用の

英国型如雨露というのもありますね。

海外からの注文も多いのだとか。

 

根岸産業のホームページに気になることが

書いてありました。

 

根岸産業のじょうろは銅製、ステンレス製

そして真鍮製とあるのですが、

銅製の如雨露(じょうろ)の説明文に

「水に溶けだす銅イオンの効果により、

盆上の苔の生育が良くなる」

とあります。

 

銅イオンで苔が育つという話は

まったく知りませんでしたが

長いあいだ盆栽家に愛用されている

じょうろなのでそうなんでしょうね。

なんだか使ってみたいです。

 

ちょっと値段がねー・・・

一生ものの如雨露(じょうろ)ですよね。

 

今使っているじょうろが

だいぶ傷んできているので

良いじょうろを探しているところです。

 

園芸に最小限必要なアイテム

植物と植木鉢さえあれば

たったひとつの鉢植えからでも

楽しめるのが園芸やガーデニング。

 

でも植物を育てるためには

どうしても必要なアイテムがあります。

 

まず絶対に必要になるのが

植物に水やりするためのジョウロ。


(セフティー3 トタン製 散水ジョーロ 4L)

 

水やり三年と言われますが

園芸の基本的な作業でありながら

以外にも難しいのが水やりです。

 

もちろん安価なプラスチック製の

ジョウロでもよいのですが

どうせならこだわりをもって

良いジョウロを選びたいものですね。

 

ハス口と柄の長さがポイントです。

やさしい水やりができるように

ハス口の目が均一でこまかく

柄が長めのジョウロがお勧めです。

 

次に園芸用のスコップ

ポット苗を鉢に植え替えるために使います。


(石黒金属 GH クローム移植鏝 太 G-1)

このスコップには刃先に目盛り付きですね。

使いやすそうなものを選んでください。

 

そして園芸用のハサミ

茎を切るなど剪定や切り戻しの作業

のために必要です。


(千吉 ラチェット式剪定鋏 SGP-22R)


(千吉 レディース植木鋏 SGP-30)

 

園芸用のハサミは樹木を切るのか

草花を切るのかによって形が違いますよ。

 

この3アイテムは園芸やガーデニングを

楽しむのに最低限必要な園芸用品です。

 

他にも園芸用グローブやフルイなども

あるとよいですね。

 

苔玉(こけだま)や苔(コケ)を

育てるのであれば

霧吹き(スプレー)も必要ですよ。

 

 

今日も涼しいというより

なんだか寒いくらいの一日でした。

今夜は望月ですがあいにくの曇り空

しばらく晴れ間はなさそうです。

 

参考書籍
『ファーストガーデニングガイド
たったひと鉢からはじめてみたい』

苔むした風合いのモスポット

植木鉢には様々な種類があります。

 

ガーデニングでは鉢やプランターなどを

コンテナ(容器)と呼びますが

コンテナガーデニングで使われる

鉢のひとつにモスポットがあります。

 

モスポットとは

苔(モス)の鉢(ポット)なのでしょうが

アンティーク調に苔むした風合いの

素焼きの植木鉢のことです。

BARGEバージというお店のモスポットは

まるで長年使いこんで古びたような

味わいに仕上げてある鉢ですね。

 

販売されているほとんどのモスポットは

苔むした風合いにしてある鉢であって

本当に苔むしているものではありません。

 

なかには本当に苔が生える鉢!

もあるようですがどんなものでしょうね。

 

素焼きの植木鉢を長く使っていれば

自然に苔むしてくるのでしょうけど。

 

植木鉢の主な種類としては

素焼き鉢

粘土に釉薬をかけずに焼いた鉢

通気性、透水性に優れている。

 

駄温鉢・朱泥鉢

素焼き鉢より高温で硬く焼かれた鉢

鉢の縁に釉薬が塗られているのが駄温鉢

釉薬が塗られていないのは朱泥鉢。

 

陶器鉢(化粧鉢)

素焼き鉢に釉薬をかけて焼き上げられた鉢。

 

テラコッタ

本来はイタリア製の素焼き鉢のこと

現在は海外製の素焼き鉢の総称。

 

プラスチック鉢

軽くて丈夫、価格も格安

通気性に劣り乾きにくい。

ちなみに鉢の深さは

標準鉢(普通鉢)は

鉢の直径と深さが同じもの。

深鉢は鉢の直径より深さのある鉢で

浅鉢(平鉢)は直径の半分ほどの深さ。

 

鉢の種類は素材や深さのほかにも

大きさや形や色などデザインも色々です。

 

 

昨日、今日と涼しい一日でした。

久々に室内の苔テラリウムに

水をやりました。

うすい黄緑だった山苔が

すこし濃い緑になったようです。

 

参考書籍:
『コンテナ・コーディネートガイド』