苔(コケ)の庭

苔(コケ)の庭というと

飛び石のまわりをかこむ苔

苔におおわれた地面からのびるシダ

杉やヤマモミジからの木漏れ日が

苔の上に葉の影をつくっている

 

そんな風景を思い浮かべます。

 

しっとりとした苔が美しい庭

それこそが和風の庭

日本庭園というイメージがあります。

 

日本庭園について調べてみると

大きく三つに分類できるようです。

 

池泉(ちせん)庭園

平安期の貴族が邸宅内に設けた庭園で

広大な土地に山や水のある池を築き

池を大海にみたてて島をおきました。

池に船を浮かべて楽しんだようです。

 

枯山水(かれさんすい)

禅の思想とともに禅寺で発達し

室町時代に成熟したといわれています。

水を使わずに

水の代わりに砂や石で

滝などの水を表現しました。

おもに建物の中から観賞します。

 

池泉庭園も枯山水も

大自然を小さく凝縮して表現した

という点では同じです。

 

茶庭(ちゃにわ)または露地(ろじ)

茶事(ちゃじ)のもてなしのための庭で

侘びた山居(さんきょ)の佇まいを現しています。

池泉庭園や枯山水とは少し表現が違い

身近にある山あいの風景を再現したものです。

 

また露地は壺庭(つぼにわ)に影響をあたえました。

壺庭は

屋敷内の建物や塀でかこまれた小さな庭で

露地に似た作りになっています。

江戸時代に富裕な商人がつくりはじめたとのこと。

 

私がイメージする苔の庭は

露地や壺庭のようです。

 

露地や壺庭のイメージを

小さな鉢の中に再現するのが

苔盆景や苔鉢ということもできますね。