コケ盆景に凝っている人

「柊茂(ひいらぎしげる)こと赤かぶ検事は、このところ、コケ盆景に凝っていた。」

連作推理小説『赤かぶ検事シリーズ 紅葉の下に猫がいる』(和久俊三)の書き出しです。

赤かぶ検事が制作しているコケ盆景はどんなものでしょうか。

苔(コケ)の種類は、ヒノキゴケとコスギゴケのようです。

鉢と砂と石については、

「楕円形の水盤に細かな白砂が敷きつめられ、形のいい小さな岩石が三つ。」

どうやら「枯山水風の庭園のミニチュア」をイメージしているようです。

そして、 川でみつけた平べったい岩石に水をかけてコケを生やそうとします。

程よい湿り気がコケを育てること、

肥料をやると枯れてしまうことも書かれています。

岩石の上に御影石(花崗岩)の雪見燈籠のミニチュアをのせ、

これにも水をかけてコケを生やそうとしています。

コケ盆景の置き場所は、紅葉の木の下です。

コケは、陽光が強すぎず、西日に当たらず、

かといってまったく日が当たらない場所でもなく

半日陰におくのがよい。

「紅葉の葉は、簀子(すのこ)を被せたときのように

斑模様に半日陰を作ってくれるから、理想的」とのこと。

水をかけ続けた岩石には、スナゴケが生えてきたことになっています。

雪見燈籠のミニチュアには、米のとぎ汁をふりかけて

コケを生やそうとしています。

榊田警部補とコケが生えるかどうか賭けをします。

さてコケは生えるのでしょうか?

そしてコケ盆景は完成するのでしょうか。。。