苔(コケ)は脇役ではない

「苔(コケ)は主役ではないが

けして脇役でもない。」

 

美の壺 2015年6月12日の放送は

「心癒される苔」というタイトル。

 

この番組の中で

作庭家の重森千青(しげもりちさを)さん

が語った言葉です。

 

京都にある世界遺産のひとつ

龍安寺(りょうあんじ)の石庭。

 

白砂と石の枯山水ですが

石の麓にある苔が

重要な役割を果たしているという。

 

冒頭で紹介した千青さんの言葉は

「苔が(石の硬さを)

微妙に和らげてくれる。

苔にしかだせないものがある。」

これにつづいて語られたものです。

 

重森千青さんの祖父は

昭和を代表する作庭家の重森三玲。

 

千青さんいわく重森三玲は

石を中心とした庭作りをしてきたが

かならず苔を植えていたそうです。

 

重森三玲の代表作のひとつに

東福寺本坊 方丈庭園北庭

があります。

 

板石と苔の市松模様の

斬新なデザインで有名な庭です。

 

この庭について千青さんは

「板石の方が脇役になっていて

苔の方が主役になっている」

とまでいっています。

 

苔は主役でも脇役でも

いい味だしてくれますね。

 

番組で紹介された苔は

モミジの苔玉(こけだま)で始まり

 

苔が主役の苔盆栽の教室風景と

講師で盆栽家の木村日出資さんの作品

 

それから屋久島の苔

 

苔庭では

盧山寺(ろざんじ)の庭

光明院(こうみょういん)波心(はしん)の庭

龍安寺の枯山水

東福寺本坊の方丈庭園北庭

 

苔寺とよばれる西芳寺(さいほうじ)

以前にも苔寺(京都・西芳寺)のコケ

で紹介しましたね。

 

それから

司馬遼太郎が世に知らしめた

福井県の平泉寺白山神社

これも以前

苔でおおわれた福井平泉寺の境内

で紹介しました。

 

さらに

石川県小松市の日用神社と苔の里

 

あとは

苔男(モスマン)も再び登場しました。

庭園デザイナーの石原和幸さんは

イングリッシュガーデンにも苔

で紹介しましたね。

 

最後にフラワーアーティストの

ニコライ・バーグマンさん。

日本の苔庭に影響を受けて

苔をテーマにした作品も作るそうです。

 

きっとNHKの苔好きな方が

番組を作っているのでしょうね。