クラーク苔という名の地衣類

札幌農学校のクラーク博士が

学生達との手稲山雪中登山で

新種を発見し

後に「クラーク苔」と名付けられた

というエピソードがあります。

紙芝居「さっぽろとクラーク博士」より)

 

この「クラーク苔」ですが

コケ植物ではなく地衣類のようです。

コケ植物以外に

地衣類シダ植物などにも

苔(コケ)という名のつくものが

たくさんありますが

地衣類やシダは

コケ植物ではありません。

 

さらに地衣類は植物ですらなく

菌類の仲間です。

 

昔から生物は

動物界と植物界の二界に

わけられてきましたが

微細な生物の研究が進んだ今では

菌界、細菌界、クロミスタ界、

および原生動物界の四界を加えた

修正六界説が有力なようです。

 

この分類だと

コケ植物とシダ植物は植物界で

地衣類は菌界に属します。

 

ちなみに

コケ植物もシダ植物も

胞子によって増える

という点は同じですが

コケ植物には維管束という

内部組織がありません。

 

シダ植物は花は咲きませんが

コケ植物には無い維管束があるので

花が咲く種子植物とともに

維管束植物とも呼ばれます。

 

分類というのはややこしいですね。

 

 

七十二候も後半です。

第三十七候(立秋の初候)

「涼風至(すずかぜ いたる)」

秋の涼しい風が吹き始める時季。

 

立秋の後

一日だけ涼しい日がありましたが

まだまだ厳しい暑さが続きそうです。