山苔の育て方(2014年夏)

山苔の育て方について

山苔の育て方(2013年)

の内容を改めました。

ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)

ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)

アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)

アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)

【山苔とは】

山苔というのは

園芸店などで販売されるときの

名前で本当は

ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)と

アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)

のことです。

 

ホソバオキナゴケ(写真上)は

その細葉という名前のとおり

葉先が細く真っすぐで揃っています。

 

アラハシガラゴケ(写真下)は

ホソバオキナゴケに比べて

葉先が曲がり向きが揃っていないので

ふさふさした感じに見えます。

 

どちらもシラガゴケ科のコケで

乾燥すると葉が白くなって

まるで白髪のようになります。

 

逆に過湿な状態だと

山苔の葉は濃い緑色になります。

 

また、こんもりとした形から

「まんじゅうごけ」とも呼ばれます。

 

生長はとてもゆっくりで

杉の大木の根元などで

半球状に盛り上がるように生えます。

 

日陰から半日陰を好み

乾燥や寒さには強い苔ですが

蒸れには弱いという特徴があります。

 

苔庭に使われることも多く

苔寺といわれる京都西芳寺の

苔庭の主要な苔のひとつで

こんもりとした群落をつくり

独特の色合いと質感に人気があります。

 

「苔八」では

山苔を苔盆栽や苔玉に利用しています。

 

【山苔の育て方】

山苔はとてもデリケートな苔で

温度や湿度が安定した環境

に置くことがポイントです。

山苔は比較的乾燥に強いのですが

瑞々しい緑のままで山苔を育てるには

適度な空中湿度で安定した環境

に置く必要があります。

 

また寒さにも強い山苔ですが

屋外だと冬は休眠するので

冬の間も緑を愉しむには

室内などに置いて

防寒する必要があります。

 

置き場所:

山苔は半日陰でも大丈夫ですが

温度変化の少ない

明るい日陰の方がよいです。

室内であれば

レースのカーテン越しの窓辺など

明るい日陰に置いて下さい。

直射日光やエアコンの風が

直接当たらない場所です。

できるだけ

気温や湿度の変化が少ない場所に

置いてあげるとよいです。

 

水やり:

山苔に直接水をかけるよりも

空気中の湿気が高い場所に

置いてあげることが重要です。

特に蒸れには弱いので

葉が濡れた状態で気温が上がると

苔が弱って変色してしまいます。

日中は蒸れをおこすので避けて

朝か夕方にの水やりして下さい。

 

用土:

用土は栄養のない素材の用土

例えば

赤玉土や砂などで大丈夫です。

山苔と用土を密着させることが

大事なポイントです。

 

肥料:

山苔に肥料は必要ありません。

肥料は苔にとっては有害なので

山苔には与えないで下さい。

 

 

山苔は日当たりと温度湿度が

安定した環境に置いてあげれば

一年中緑のままで生長します。

山苔の苔ボール

山苔の苔ボール

山苔の苔玉の育て方なら

ガラス容器などに

苔玉をすっぽりと入れた

苔玉の半テラリウムが

おすすめです。

 

写真のように苔ボールを

ガラス保存瓶に入れた

テラリウムなら

明るい日陰に置いて

数か月に一度の水やりだけで

いつもきれいな緑を愉しめます。

 

参考
山苔の色(変色について)

 

なおこの投稿以降に書き改められる

最新の解説については

山苔の育て方をご覧ください。

 

いまは第三十三候(小暑の末候)

「鷹乃学習(たか すなわち がくしゅうす)」

鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える頃。

来週は大暑ですね。